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劇場という船で漕ぎいでる。 [日々]

3月5日、ニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ(東京文化会館)行ってきました!

私は正直、バレエは造詣が深くなくて、美しいとは思うけど傾倒するほど興味がありませんでした。
NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」の岩田守弘さんの回を偶然観て(ほんと国営放送好きだな…)どえらい感動してから、私のなかに「岩田守弘というバレエダンサー」という引き出しができました。

今回、岩田さんが来日すると聞いて「これは行かなくては!」と。

東京文化会館に入って階段を上りながら、すでに管弦の音だしが聞こえてきて胸がドキドキ。
楽器の「始まりの音」を聞くと条件反射で胸が高鳴る。
まあもちろんお金ないから3階席なんですけども。でもここはオーケストラピッドが見えるんです!

余談だけど。大きな劇場、とくにクラシックホールがだいすきです。住みたい。
東京文化会館は5階席まであります。客電が落ちると、各階の張り出しが白く浮かび上がって舟のようでした。
先日日本にも来航したクイーン・メリー2みたいだ、と目を凝らしてから、光が増す方向へ振り向くと幕が上がって開演。そこからは釘付け。


演目は「ロミオとジュリエット」
岩田さんはロミオの友人、マキューシオ役でした。

(他のダンサーと並んだときの比較もあるんだけど)岩田さんは体格が小さいです。
でも踊っている間、からだのスケールを感じさせませんでした。
マキューシオのちょっとコミカルな動き、でも殺される場面での迫真の演技は際立っていて、まさに釘付け。

外国人初のボリショイ劇場のソリスト。
強い意志とモチベーションの維持がないとやっていけないとは思うんですが。
私は岩田さんのブログがすきです。
ほんわりと素朴なことばですが、人柄を感じてすきなんです。同時に胸があたたかくなるような勇気をもらいます。
易しいことばで魅了する。それは複雑な慣用句や、作り込んだ言い回しを使うよりも難しいことで、個人の根底にある魅力と素養がないとできないことだと思います。
「怠けてしまってダメだね」「がんばった!」「踊りたい!」って、マイナスなところもプラスなところも隠さないのは、全身全霊だから。何よりも自分に対して臆することないからじゃないのかな。

岩田さんがステージに登場するたびに、こぶしをぎゅっと握るようなかんじでした。笑。
でも想像どおり、そして期待以上に素敵でした。ほんとうに素敵でした!


バレエに関して云えば、
衣装の色づかい、音楽と演舞の表現、バレエが総合芸術と云われる意味が「そうか、そうなのか!」と観ながら体感するところが大きかったです。
今まで、ロミオとジュリエットは楽曲単体でしか聴いていませんでした。バレエ音楽はオーケストラで聴くほうが私にとってはメジャーだったんです。
弟2幕 騎士たちの踊りで、あの旋律がこんなふうに演じられるんだ!って思いました。かっこいい!って。

もちろん、ニーナ・アナニアシヴィリのジュリエットは可憐で、美しかった!
日本はニーナのファンが多いと聞くけど、ほんとうに愛されているんだなって思いました。
でも愛されている理由は、ニーナのあたたかさ、それが会場を包んでいるだって感じる公演でした。


なんだか悠々と心が膨らむようでした。
美しいものを見なければいけないね。

会場を出ると、水分が多い春の宵の空気。
桜が咲いていないのがちょっとおかしいような暖かさで。
目の前が上野駅だというのに、気持ちが駆けて収まらないので御徒町駅まで歩きました!無駄パワー。

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